「共有しておいて」という言葉、実は地雷かもしれません
みなさん、お疲れ様です。今日も今日とて、Slackの通知音に追われる中間管理職です。ふと昔のログを見返すと、冷や汗が出るような送信履歴が残っていて、思わず画面を閉じたくなりました。若手の頃の私は、とにかく効率重視。「これ、共有しておいて!」と雑に投げては、相手の反応が悪くてモヤモヤする……なんてことの繰り返しでした。
「共有しておいて」って、言われた側からすると案外困る言葉なんですよね。誰に?どの範囲で?どんな温度感で?そんな疑問を放置したまま指示を出していた当時の私は、まさに「空気が読めない若手」そのもの。案の定、大事な情報が共有漏れを起こして大目玉を食らったことは、今でも苦い思い出です。板挟みでツラい立場になった今だからこそ分かる、あの頃の私がなぜ嫌われていたのか。その正体を探りながら、スマートな伝え方をシェアしますね。
なぜ「共有しておいて」は角が立つのか?
結論から言えば、それは「目的と範囲が不明確だから」です。チャットツールは文字だけのコミュニケーションですから、書き手の「分かってくれているはず」という甘えが、読み手には「雑な丸投げ」として伝わってしまいます。
例えば、「この資料、共有しておいて」と送ったとき、相手は「社内チャットに流すだけでいいの?」「先方にメールするの?」「チーム全体に周知が必要?」と迷います。迷うということは、脳に余計な負荷をかけているということ。これ、相手にとっては立派なストレスなんですよ。
若手の頃の私が見落としていた「指示」の基本
当時の私は、相手の時間を奪っているという感覚が希薄でした。仕事の依頼をするときは、相手が「何を」「どうすればいいのか」を即座に判断できる情報を提供しなければいけません。これは「これやっといて」で空気凍結?仕事の依頼でミスらない『大人の言い回し』術でも触れていますが、依頼の粒度を細かくするだけで、相手の反応は劇的に変わります。
相手を動かす「大人の共有依頼」3つのステップ
では、具体的にどう言い換えればいいのでしょうか。私が実践している「角が立たない言い換え術」を伝授します。
- 目的を添える:「〇〇の会議で使うため、チーム内に共有をお願いします」
- 手段を明示する:「本件、〇〇チャンネルへ投稿をお願いします」
- 期限を区切る:「本日中に、〇〇さんまで共有をお願いできますか?」
これだけで、相手の頭の中にある「?」を消すことができます。「共有して」という命令形ではなく、「~をお願いできますか?」という依頼形に変えるだけで、心理的な安全性はグッと高まりますよ。
Slackで「共有」をスムーズにするためのプラスアルファ
Slackなどのチャットツールでは、情報の鮮度が命です。しかし、急かすような言い方は禁物。もし相手の状況が分からないときは、「進捗どうですか?」はもう禁止!相手を追い詰めずに状況を引き出す、大人の聞き方を参考に、まずは「今の状況を確認する」ワンクッションを置いてみてください。
「お忙しいところ恐縮ですが、先ほどの件、共有の状況はいかがでしょうか?」
この一言があるだけで、相手は「監視されている」ではなく「状況を案じてくれている」と感じてくれるはずです。30代の私たちは、ただ指示を出すのではなく、相手の心に寄り添いながらチームを円滑に回す「潤滑油」のような存在でありたいものですね。
まとめ:言葉一つで、仕事の質は変わる
「共有しておいて」という短い言葉に頼りすぎず、少しだけ言葉を足す。たったそれだけのことで、あなたの周りの空気は劇的に変わります。「アイツに頼むとスムーズだよね」と言われるような、信頼される中間管理職を目指して、明日からのSlack運用を少しだけアップデートしてみませんか?
私もまだまだ修行中ですが、過去の失敗を繰り返さないよう、これからも「大人の言い換え」を極めていきます。皆さんの健闘を祈っていますよ!
