PR

「多謝」で上司がフリーズ…?感謝のつもりが地雷を踏む30代からの『大人の言い換え術』

この記事は約6分で読めます。

「多謝」の一言でSlackが凍りついた、あの日の恐怖

「多謝!いつもありがとうございます!」

……いやぁ、今思い出しても背筋が凍るような黒歴史です。若かりし頃の僕は、チャットツールのスピード感こそが正義だと思い込み、とにかく文字数を削って効率よく仕事をしている「つもり」でした。当時、お世話になっている先輩から細やかなサポートをもらった際、感謝をスタイリッシュに(つもり)伝えようと、この「多謝」という言葉をSlackにぶち込んだんです。

数分後、その先輩から送られてきたダイレクトメッセージには、「……で、君は誰にものを言っているの?」という、氷点下を叩き出す冷徹な一文が。さらに追い打ちをかけるように、「多謝なんて言葉、目上の人に使うものじゃないし、何より心が全くこもってないように見えるけど」と、会議室に呼び出されて大目玉を食らうハメになりました。ヒヤッとしましたね、あの時は。自分では「効率的でかっこいいお礼」のつもりだったのに、相手からすれば「なんかチャラい」「上から目線」「誠意が感じられない」と、一発で信頼を失う地雷ワードになっていたんです。

中間管理職となった今、あの頃の僕をタイムスリップしてぶっ飛ばしてやりたい気分ですが、同じように「良かれと思って使った感謝の言葉で、なぜか相手の機嫌を損ねてしまった……」と悩んでいる30代のビジネスパーソンは、意外と多いのではないでしょうか。特にプレッシャーの多い現代の職場では、ちょっとした言葉のチョイスミスがチームの空気を凍りつかせ、致命的なすれ違いを生む原因になります。今回は、かつて「多謝」で大失敗をやらかした僕が、角を立てずに相手の心に響く『大人の感謝術』を徹底解説していきます。

なぜ「多謝」はビジネスシーンで地雷になってしまうのか?

そもそも「多謝(たしゃ)」という言葉、漢字2文字でスッキリしていて響きも良いですし、プライベートやフランクなコミュニティなら何の問題もありません。しかし、ビジネス、特に上下関係や利害関係が存在する組織においては、この「短さ」と「独特の響き」が大きな罠になるんです。

一つ目は、「上から目線に聞こえる」という点です。多謝は、どちらかといえば「相手の厚意を受け止めてこちらが労をねぎらう」ような、対等、もしくは少し上の立場から使われるニュアンスを含んでいます。それを新米や若手が上司や取引先に向けて使ってしまうと、「お前が俺に感謝する立場か?」「なんかフランクすぎてナメられている気がする」という不快感を抱かせてしまうのです。

二つ目は、「機械的で誠意が伝わらない」という点です。Slackなどのチャット文化が浸透するにつれ、私たちは「いかに文字を打つ手間を省くか」ばかりに囚われがちです。「多謝!」の一言で済まされた相手は、「あ、こいつコピペやスタンプ感覚で適当にお礼を済ませやがったな」と感じ取ります。ビジネスの基本は「人と人との信頼関係」。そこに「めんどくさがっている感」が出てしまうと、どれだけ仕事の成果を出していても「愛嬌がない」「感謝を知らない奴」というレッテルを貼られてしまうんです。

ちなみに、こうした言葉の選び方に関する失敗は「多謝」だけに留まりません。かつて僕がやらかした数々の失敗の中には、似たようなニュアンスの言葉で墓穴を掘ったケースが山ほどあります。例えば、過去に解説した「謝辞」で上司を激怒させた僕へ。感謝を伝えるつもりが地雷を踏む30代からの『大人の言い換え術』でも触れていますが、フォーマルな言葉を使おうとしてかえって距離感をおかしくしてしまうパターンは、ビジネスパーソンが陥りがちな共通の罠なのです。

これもう使わない!「多謝」を言い換えるための大人のセオリー

では、忙しい業務の中でもしっかり感謝を伝えつつ、相手を不快にさせないためにはどうすればいいのでしょうか。大人のスマートな言い換えには、以下の3つのポイントが不可欠です。

  • 「誰に・何に対して」感謝しているのかを具体的にする
  • 相手の労力や時間に対する「ねぎらい」をワンクッション挟む
  • チャットであっても「血の通った温かみ」を感じさせる語尾やクッション言葉を選ぶ

「多謝」という一言で片付けようとしていたその気持ちを、少しだけ言葉の解像度を上げて表現するだけで、相手からの信頼度は劇的に変わります。ここからは、具体的なシチュエーションごとの「大人の言い換えフレーズ」を見ていきましょう。

角を立てずに感謝を伝える『大人の言い換えフレーズ』実践編

1. 上司からの手厚いサポートやアドバイスに対して

【NG例】

「多謝です!助かりました!」

【大人の言い換えフレーズ】

「細やかなアドバイスをいただき、本当にありがとうございました。おかげさまで見落としていたポイントに気づくことができました。」

【解説】

「多謝です」の軽さを完全に払拭し、相手が自分のために時間を使ってくれたことへの敬意を示しています。「おかげさまで」というクッション言葉を入れることで、相手のサポートが自分の成果につながったという事実を素直に認める姿勢が伝わり、上司も「教えてやった甲斐があったな」と感じてくれるはずです。

2. 取引先からの迅速な対応やフォローに対して

【NG例】

「迅速なご対応、多謝いたします。」

【大人の言い換えフレーズ】

「お忙しいところ、早速のご対応をいただき誠にありがとうございます。大変心強く、深く感謝申し上げます。」

【解説】

取引先に対して「多謝いたします」などと使うと、どこか中国語の直訳やネットスラングのような軽さを感じさせてしまい、ビジネスの場では致命的な違和感を与えます。相手の忙しさを気遣う言葉(お忙しいところ)を冒頭に置き、フォーマルかつ温かみのある表現を選ぶのが大人のマナーです。

3. Slackやチャットでサクッとお礼を伝えたい時

【NG例】

「資料確認しました、多謝!」

【大人の言い換えフレーズ】

「資料のご確認、ありがとうございました!非常に分かりやすくまとめていただき感謝です。」

【解説】

チャットのスピード感を維持しつつも、「多謝」という尖った表現を避け、相手の仕事の丁寧さを褒める一言を添えるスタイルです。これだけで、テキスト特有の冷たさや横柄さが綺麗に消え、「一緒に仕事をしていて気持ちいい人」という印象を与えることができます。

まとめ:感謝の言葉は「手抜き」をせず、大人の余裕で伝えよう

中間管理職となり、今では後輩から「多謝!」とチャットが送られてくるたびに、あの日の自分の黒歴史がフラッシュバックして「うっ……」と胃が痛くなる日々を送っています(笑)。もちろん、若手の勢いやフランクなコミュニケーションの良さも分かりますが、やはりビジネスの現場において、言葉のチョイス一つで相手に与える印象は大きく変わるものです。

感謝の気持ちを伝えることは、人間関係を円滑にする最強の武器です。それを「文字数をケチる」「かっこつける」という理由で「多謝」の一言で片付けてしまうのは、あまりにももったいない!

相手へのリスペクトを忘れず、少しだけ言葉を丁寧に紡ぐこと。それこそが、周囲との摩擦をなくし、どんな修羅場もスマートに乗り切るための『大人の言い換え術』です。今日からのSlackやメールでの「お礼」の送り方、ぜひ意識してみてくださいね。お互い、大人の階段をしっかり登っていきましょう!

タイトルとURLをコピーしました