「話が脱線してます」…その一言が招いた大惨事
みなさん、お疲れ様です。今日もSlackの通知音に怯えながら、絶妙なバランスで組織を渡り歩く30代営業マンです。突然ですが、皆さんはSlackでの議論中、ついカッとなって「すみません、話が脱線しているので戻しましょう!」なんて送ってしまったことはありませんか?
……ええ、僕にはあります。あれは若手時代、プロジェクトが佳境に入っていた頃のことです。メンバーが雑談に近い議論で盛り上がっているのを見て、焦っていた僕は、つい悪気なくストレートに「脱線してます」と打ち込みました。その結果、どうなったと思いますか?……はい、見事にチャンネル内がシーンと静まり返り、上司からは「議論の空気を読まないやつ」というレッテルを貼られてしまいました。今思えば、本当に若気の至りでした(苦笑)。
なぜ「脱線」という言葉は地雷なのか?
「脱線」という言葉は、客観的には正しいかもしれません。しかし、チャットにおいてこの言葉は、「あなたの話は無駄です」「今の議論は価値がありません」というネガティブなメッセージを強く含んでしまうんです。特に、議論を盛り上げようとしていた相手にとっては、水を差されたような不快感を覚えるもの。中間管理職になった今、部下がその言葉を使うのを見ると、「ああ、また地雷を踏もうとしているな……」とヒヤヒヤしてしまいます。
議論を軌道修正する「大人の言い換え」テクニック
では、議論が本来の目的から逸れてしまったとき、どう伝えればいいのでしょうか。ここからは、僕が血の滲むような(?)経験を経て身につけた、角が立たない「魔法の言い換え」をご紹介します。
1. 目的を再定義して、自然に引き戻す
相手を否定せず、あくまで「目的」を強調するのがポイントです。
- NG:「話が脱線しているので、元に戻しましょう」
- OK:「ありがとうございます。今の議論も面白いですね!ちなみに、今回のMTGの目的である『〇〇の件』についても、併せて確認しておきたいのですがいかがでしょうか?」
このように、「今の話も受け入れつつ、本来の目的を提案する」というスタンスをとると、相手も気分を害さずスムーズに軌道修正に応じてくれます。
2. 建設的に議論を前進させる
もし議論が長引きそうなら、一度整理するクッション言葉を挟みましょう。「建設的な話をしましょう」がなぜ地雷に?上司を怒らせた際、議論を前進させる大人の言い換え術を参考に、今の状況を整理するための時間を作るのが大人です。
3. 疑問形で相手に判断を仰ぐ
いきなり「戻す」と命令するのではなく、相手に問いかける姿勢を見せましょう。「質問です」の一言で上司が凍りつく…?Slackで信頼を損なわない、大人のスマートな聞き方でもお伝えした通り、聞き方ひとつで相手の受ける印象は180度変わります。「〇〇の件については、改めて別枠で議論した方が良さそうでしょうか?」と聞けば、相手も「そうですね、そうしましょう」と納得しやすくなります。
まとめ:チャットは「空気」を作るツール
Slackはただの連絡手段ではありません。そこは、チームの空気を醸成する場所です。だからこそ、たった一言の「脱線」が、チーム全体の熱量を下げてしまうことだってあるのです。僕らのような中間管理職にとって、議論を円滑に進めるスキルは必須。ぜひ今回ご紹介した言い換えを使って、周囲を凍らせることなく、議論を建設的にリードしてみてくださいね。板挟みでツラいことも多いですが、お互いスマートに乗り切っていきましょう!
