「論点はそこじゃない!」…その一言が、地獄の始まりでした
みなさん、お疲れ様です。今日も元気に板挟みされていますか?ええ、僕もです。今でこそ「あぁ、また部長が無理難題を言っているな」とニコニコやり過ごせるようになりましたが、若手の頃の僕は本当に尖っていました。
忘れもしない入社3年目、重要なプロジェクトの進捗会議でのことです。先輩が熱心に施策の細かい調整について語っている最中、僕はつい口を滑らせてしまったんです。「すみません、今の話、論点はそこじゃないですよね?」と。
シーン。……本当に、文字通り会議室の空気が氷点下になりました。先輩の顔は真っ赤になり、上司からは「人の話を聞け」と雷が。結局、僕の正論(のつもりだったもの)は誰の心にも届かず、会議はそのまま迷走。僕は「生意気な若手」というレッテルを貼られ、しばらくの間、重要な案件から外されるという憂き目に遭いました。ヒヤッとどころの話じゃありません、あの時の冷や汗は今でも夢に出てきます(苦笑)。
なぜ「論点」を指摘すると角が立つのか?
今になって冷静に振り返ると、当時の僕は「正しさ」を振りかざすことに必死でした。相手の言葉の端々に「論点のズレ」を見つけると、まるで宝物でも見つけたかのように指摘していたんです。でも、これって相手からすれば「お前の言っていることは無意味だ」という全否定と同じなんですよね。
特に30代になり、中間管理職という立場になって痛感します。部下が一生懸命話している時に「それは論点が違う」と切り捨てたら、もう二度と本音は返ってきません。結局、議論を前進させるには「正論で相手を叩き伏せる」のではなく、「相手の視点を少しだけ核心へ誘導する」という技術が必要なんです。
似たような経験で、過去には「論破」したのに仕事が干された?30代からの「相手を立てて意見を通す」大人の言い換え術という苦い記憶もあります。正論が必ずしも正しい結果を生まない…それがビジネスの面白いところであり、残酷なところですよね。
明日から使える!「論点」をずらさずに伝える大人の言い換え術
では、論点がズレていると感じた時、どう伝えればいいのでしょうか?ポイントは「相手の意見を尊重した上で、別の視点を追加する」ことです。クッション言葉を挟むだけで、印象は180度変わります。
- NG:「論点はそこじゃないです」
- OK:「なるほど、その視点も重要ですね。一方で、今回の目的である〇〇の観点から考えると、△△について先に整理するのはいかがでしょうか?」
- OK:「詳しく説明していただきありがとうございます。今の論点に加えて、〇〇の切り口も合わせて検討すると、よりスムーズに進みそうですね」
これなら、相手を否定することなく、自然と議論の軸を本来の目的へ引き戻すことができます。「論点が違います」という直球ではなく、「議論を深めるための追加提案」という形にするのがコツです。
「認識の相違」を乗り越えるためのステップ
また、相手と論点が噛み合わない時、実は単なる「認識の相違」であることも多いです。そんな時は、こちらの「認識の相違ですね」で上司を激怒させた僕へ。角を立てずに議論を前進させる大人の言い換え術で紹介したようなテクニックも非常に有効です。
相手を論破しようとするエネルギーを、相手を理解し、議論を建設的に進めるための「潤滑油」に変換する。これこそが、大人の営業マン、そしてSEOマーケッターとしてのたしなみだと僕は思っています。
板挟みでツラい時ほど、言葉選び一つで状況は好転します。明日、会議で「あ、これ論点ズレてるな」と思ったら、一度深呼吸して、相手を立てるクッション言葉を添えてみてください。きっと、周りの反応が驚くほど柔らかくなるはずですよ。僕と一緒に、大人の階段を一段ずつ登っていきましょう!
